歴史文化学科のカリキュラムポリシー
教育課程の編成
編成の方針
(1)歴史文化学?比較文化学?社会文化学を三本柱として、日本の歴史?文化?社会を広い視野をもって学ぶことができるように教育課程を編成する。
(2)高等学校における歴史総合、日本史探究、世界史探究、地理総合、地理探究、公共、倫理、政治?経済のすべての科目の専門的な学びを深めることができるよう編成する。
(3)日本と世界を歴史学の方法で探究し、現代社会の諸相を社会学?地理学?法学などの複眼的方法で考察し、他地域?文化との比較を繰り返しながら、人間の歴史?文化?社会の将来を創造的に展望する見識と実践力を獲得することができるよう編成する。
(4)専門教育科目に加え、知的関心、柔軟な思考力、他者と協働する態度の基盤を育成するための教養教育科目をもって、日本文化学部歴史文化学科の教育課程を構成する。
教育課程の構成
歴史文化学科の専門科目は、学部共通科目、学科基礎科目、学科基幹科目、卒業論文および関連科目で構成される。
(1)学部共通科目(8単位必修)は、国語国文学科とともに、日本文化学部で学ぶことのできる学問の全体像を把握する科目からなる。1年次に配置する。また学部理念に基づき、他学部や外部講師も招いて文化財レスキュー等を包括的に学ぶ「災害?文化?くらしの特別研究」を設ける。
(2)学科基礎科目(10単位必修)は、大学での学びの入門となる授業とともに、歴史文化学?比較文化学?社会文化学それぞれの概論と、基礎的な演習をおこなう。
(3)学科基幹科目(「歴史文化学演習」を除き34単位必修)は、歴史文化学?比較文化学?社会文化学?資料学の4つの区分を設けている。多彩な科目を選択必修とすることにより、日本の歴史文化を多角的かつ実践的に探究し、日本の歴史文化に対する深い理解と思考力?洞察力とを身につけることができるよう構成されている。
(4)学科基幹科目のうちの「歴史文化学演習」(8単位必修)は、学科の全教員が開く演習であり、学生はそれぞれの教員の専攻分野について、具体的な研究手法を学び、資料の分析力、思考力を磨き、自らの研究テーマを模索?探究する。3?4年次に配置する。
(5)卒業論文(8単位必修)は、大学での学びの集大成として位置づける。
(6)関連科目は、博物館学芸員資格のための科目と、中学社会?高校地歴の教員免許取得に必要な科目からなる。在学中の学問により実践的な性格を与えるために配置する。